人と音楽 ご縁とつながりを紡ぎ 酔いを奏でる街 京都
こんにちは、料理研究家のダイちゃんです。
連続更新143日目、ありがとうございます。
この記事を書いた今日は6月10日。
私の好きな街、京都のあるお店が再始動し、そしてある京都のバンドにとってゆかりの深い記念日なのです。
昨日に続いて音楽の話かよ!と思われるかもですが(笑)人モテ料理研究は心とお腹を満たすメソッド。そこに人と音楽のつながりは欠かせないのです!(キメ顔)
人と音楽が紡ぐご縁。ひとつひとつ紐解いていきましょう。
目次
私にとって 人のご縁の街 京都
高野川を渡る飛び石から望む比叡山と空 すぐ先には京都大作戦初年度中止決定後に10−FEETのNAOKIとKOUICHIが遭遇したという旧カナート洛北(現:洛北阪急スクエア)
新型コロナウイルスの影響で観光客が激減し、インバウンド需要の減少とともに産業がダメージを受けているとも言われる京都。
私自身も年始からなかなか足を伸ばせておらず、京都の友人とZoomで焚火をしたりして連絡を取っている現状です。
しかしながら、私にとって人生の節目節目での大切な友人との出会いや、音楽、お店との出会い・・そこでもらったご縁から人生がぐっと豊かになった街、それが京都なのです。
そんな街の、人とお店、音楽・・今だからこそ、紹介したいと思います。
個人的なことをダラダラ語ると読みづらいので(笑)最初にサクッとまとめておこうと思います。
・人生の節目節目で救われた、人のご縁の街
・大好きなお店が溢れる街
・愛する音楽が生まれる街
出逢いとつながり そんな場がいとしくて
四条河原町のアーケードのサインボード きっちり区画に分けられた街の作りならではのそのビルの店子のサインの合間に、四条商店街のコピー「こころよ、遊べ。」なにか言っているようで言っていないこの感じがたまらなく好き
LENという場所
2015年の年末、僕はある理由(詳細は書けないのですが、また追って)で絶望にくれていました。
「東京では過ごせない。京都に身を寄せよう・・」
2009年2月、福岡でMr.Childrenがご縁で知り合った友人家族。それ以来家族ぐるみでの付き合いをさせてもらっているのですが、その際に「うちに来なよ」と年末の慌ただしいであろう時に、僕を受け入れてくれました。
その1晩目、流石に当日の当日お邪魔するわけにいかないと、「どこか市内で一泊できないか・・」
必至の想いで検索をしてたどり着いたのが、LEN京都 というホステルでした。
肩を落として意気消沈していた僕を迎えてくれたのは、心地よい喧騒とスタッフの笑顔と、美味しいお酒。
「ここにこれてよかった・・」と思えた記憶があります。
様々な難局、どん底を乗り越えて2017年3月、再びLENに宿泊した時「生きててよかったなぁ」と、顔なじみのスタッフと酌み交わしたお酒は本当に美味しかった・・
ぐっすり睡眠をとって、朝起き抜けにのむ大ジョッキ、がLENでの至高の幸福 年数回しか京都には行けないにも関わらず、「大ですか?」と訊かれるまでに
カフェ営業OPENの朝8時、いの一番でカフェフロアに(1Fは誰でも利用できるカフェラウンジ、2F以上が客室)気持ちいい吹き抜けと、倉庫を改装した味わい深い内装 いつ来ても「ただいま」という気持ちになれる
注:AM8:00
例にもれず、インバウンド減少と新型コロナウイルスによる営業自粛などの影響は宿泊・飲食を営むLENにも直撃しています。
オンラインでのグッズ購入などで応援する方法もありますし、私は近いうちに宿泊することで応援したいと思っています。
この場所があることで、京都をきっかけに人や音楽やご縁がつながる流れが僕の人生に生まれたし、ここが僕にとって京都のベースキャンプなんですよね。だから守りたいし、応援したい。僕の京都ライフはいつもLENがまんなかです。
音楽をつなぐ酒場
きっと初めてみたあなたが今感じた第一印象と、同じことを私も最初思いました(笑)
「絶対ここやべぇな・・・入ったら帰れへんのちゃうか・・・」
バンドとライブのステッカーまみれの鉄扉、少し低めに作られた扉。
でも、「ここが京都の音楽カルチャーの大切なパワースポット」であることを知っていた僕は、勇気を出して重い扉を開いた。それが2018年の、中止になった京都大作戦の夜でした。
鍾乳石が永い時間、空気や成分や時間を結晶にしてつららを伸ばすように、京都のバンドカルチャーの記憶や歴史が紡ぎ出した数々のグラフィックが飛び込んでくる店内 もうこれだけで、酒の旨さが2割増しになる
「シバかれたらどうしよう」「俺がはいっていいものか」
学生時代地味かつ隅っこで生きていた自分は、「ヤンキー空気感」を感じる場所や人に触れるとつい身構えてしまいます。
コンクリートバー(通称コンクリ)も最初はそういうイメージで捉えていてしまっていたのですが、そこにあるのは京都のバンドカルチャーを愛する人達を優しく包み込む空気と、居心地のいい空間でした。
手持ちの写真が人が少ないときのものしかなかった・・のですが(そもそも満パンだと撮る感じにはならない)、ライブやイベントがあるときではなくても、ここの空気感を味わいながら飲むお酒が恋しくて集まる常連さんで、席が埋まっていることも多々です。
いまや、ここに寄らずに京都を後にすることはない、僕にとっての「京都のパワースポット」になりました。
実は京都を拠点にする10−FEETやROTTENGRAFFTYにとっても縁の深い場所だそうなのです。つまりここがなければ僕は彼らの音楽にも出会えなかったし、そもそもこの店に来なかった。これも京都が紡いでくれたご縁ですね
ダイちゃん
お酒を蓄えた胃袋に 世界一おさめたいラーメン
毎回こうです なんかしかやってくれます ほんま好き
木屋町に大豊ラーメン有り、と誰かが言ったかは存じませんが、私の定番コースはコンクリ→大豊 と言っていいくらい、我が京都のシメラーです。
こってり醤油豚骨ベースの濃厚ラーメン。酒好きなら100人中200人が好きな味です。
つまみやおかずも有り、テーブル席では飲み会をしている人も。
そして、中心に回している上記写真右の店長(らしい)と、中央の副店長(かどうかは聞いてない)。
いつも、シモネタと、下品なトークと、エロ話で笑わせてくれますw ラーメン屋なのにw
でも、たまーに熱くラーメンや人生の話もしてくれたり。
ラーメンは人柄、といいますが、だから美味いんだなぁといつも感じる店です。
待ち方よ
音楽を紡ぐ街 響都
昨日の記事でも、京都大作戦がきっかけで大好きなバンドThe BONEZと奇跡の遭遇を果たした・・・という話を書きました。
※なんとこの記事をベーシストのツヨシさんが読んでくださり、、京都のことも覚えていてくださいました。歓喜。何を隠そう(隠してないけど)私がボーンズに出会うきっかけをくれたバンドが、京都で産声を上げたバンド 10−FEET なのです。
※10−FEETのことは、ボーンズ同様一度気合を入れてしっかり書きたいなと思っています。どの記事も真剣勝負で書いてますが、特に音楽・バンドのことを書くのは、好きな人にも知らない人にもまっすぐ伝えたいので、とても時間とエネルギーが必要なのです、、勢いだけで昔書いたレシピの記事はありますが、、笑今年の京都大作戦は残念ながら中止がすでに発表されています。
残念な気持ちは拭えないのですが、同時に今日は「6月10日(記事公開日)」。
京都・・すなわち響都が生んだバンド、ROTTENGRAFFTY(通称ロットン)の日なのです。
前述しましたが、コンクリートバーを要する「ポングループ」の総帥、ドクター長谷川さんは、10−FEETやROTTENGRAFFTYに大きな影響を与えているといいます。
※1次情報がないので書けないけどw
新型コロナウイルスの影響は大きく、クラウドファンディングなどを通してポングループには多大な支援が届いています(目標金額の3倍近く)
日本中の10−FEETやROTTENGRAFFTYのファン、そして彼らが引っ張り続けたシーンで活躍するバンドのファン、、「ここがなければ京都のバンドカルチャーはなかった」と強く感謝する皆の思いが形になった瞬間をみて、胸が熱くなりました。
そんな「ロットンの日」にROTTENGRAFFTYは「重要文化財」である「東寺」で開催したライブの映像作品をリリースするという、ファンとして待ちわびた日(本当は、毎年ライブハウスで迎える日だけれど、、)。
そして、上述したコンクリートバーも、ついに店内営業を再会する日。
京都の音楽カルチャーの礎を築いた場から育ったバンド、その記念日にまた再始動する礎の場所・・
この街にはいつも、縁と軌跡が渦巻いているなぁと思います。
まとめ 約束の地へ 再び
京都で生まれたバンドが、京都でフェスを生んで、そうして生まれた場で命を増幅する。
代えがたい経験をいまは出来ない状態が続いているけれど、この街がある限り、人が、場が、音楽がある限り、続くのだと思っています。
会いましょう。また、あの街で。
♪大丈夫、全部 無駄じゃない!