梅雨のしとしとを本でぶっとばせ!新たな世界が体感できる良書 3選
こんにちは、料理研究家のダイちゃんです。
連続更新147日目、ありがとうございます。
梅雨が始まってしまいましたね・・・くせ毛で雨が苦手な私は最もテンションが下がる季節です・・・
でも、室内で雨音を聴いてるのは大好きなんですよね・・なんでだろう?
今日はそんな「梅雨おこもり」に読んでほしい(でも内容と雨はあんまり関係ない)本をご紹介してみます。
・慣れ親しんだ本やジャンルをあえて外してみる
・思い切って、信頼できる人が熱くすすめてる本を読んでみる
・変わった人(私?)がすすめる本は新しい世界を開く
それではいってみよう!(何キャラ?)
いろんなキャラを試してみたいお年頃なんよな・・わかるぞ(誰目線?)
ひげのマスター
目次
ついつい同じ系統の読んじゃう問題 をどうするか
ありがちな悩み:どうしても自分の観測・興味範囲で読んじゃう
なんか新しい本を読みたい!と思って本屋にいってジャケ買いしたり、Amazonのおすすめに出てくる本を買ってみたり、みなさんもしたことがあると思います。
でも、きっと思い浮かぶことがあるはず。
「結構、ハズレも多いな・・・」
結構多くの人が同じ体験をしている様子・・
ジャケ買いして失敗した本の平均は9.75冊
−Suzie 様より引用
思ったより少ないような気もするのう・・「失敗ではない”ことにしている”」も多そうじゃ・・
ひげのマスター
解決策:思い切って「知ってる人が熱くすすめている」本を読んでみよう
ジャケ買いやAIリコメンドでは不安だ・・・レビューもどこの誰か知らん人が書いてるしなぁ・・
そこでですよ!
オレ!オレオレ!!
ダイちゃん
図体でかい(181cm)んだから見えとるわw
ひげのマスター
まあ、その「せっかくこのブログの読者になってくださったあなただから、オレのすすめる本、読んでみいひん?」という提案です(照れるとエセ関西弁が出る)
変わってる(と言われると喜ぶ)人のすすめる本、新しい世界が開けるかもですよ?
変わり者・・じゃない、料理研究家がすすめる面白い本3選
柔術家、フォトグラファー、山伏・・多彩な顔を持つ文筆家の越境ルポルタージュ
柔術黒帯でもあり、フォトグラファー。日本の総合格闘技黎明期からブラジルにカメラを持って単身渡り、道場を渡り歩きながら後に大スターとなるアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラやヴァンダレイ・シウバ、ペケーニョことアレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラらを収めた、凄まじい写真集「ブラジリアン・ヴァーリ・トゥード」を上梓。その後もNumber誌の格闘技号表紙を幾度も飾り、後に自身の故郷である和歌山をゆかりにした修験道の世界にも足を踏み入れていく・・そんな彼が、身体を通した生の言葉と、血と生気と生命に満ちた写真で綴った、稀代の名作です。「井賀孝 山をはしる」で検索すると読み応えある記事がたくさん出てくるのでそちらもおすすめ。
ダイちゃん
まあ驚くのが、ダイちゃんは元々井賀さんが居た柔術道場に少しだけ所属してたんじゃが、その時からのつながりなんよな
ひげのマスター
そうなんです、、今みたいに物事をコツコツ続けることが全然できなかった頃で、所属していた、というのも恥ずかしいのですが、井賀さんとは幸いつながり続けられていて。格闘技ファン、写真ファンからしたらある種神の領域の人の一人ですからね。なのにとても気さくで、たまに食事をご一緒させていただいて、話すたびにものすごい発見をいただく方です。格闘技全く興味ない、山伏なんてなおさら、という人にこそ読んでほしい。なんというか、人間の凄みや素晴らしさ、強さ、弱さ、生の、自然のけたたましさ、、読み終わった後、生命力に漲る本ですね。井賀さんが話してくれているような文体も、また心に届くんです。引っ越す際に紙の本は大量に処分したんですが、この本は1番に残しました。
ダイちゃん
約6年前に、お願いして撮影させていただいた井賀さんのポートレイト
こんな素材の活かし方があるのか!読むたびに発見だらけ まるで野菜のグラビア
これは「ジャケ買い大当たり」パターンですね(笑)代官山蔦屋で読んで、「これは自分に必要な本だ」と思って高かったけど買いました。たまに「せーの!」で見開いたところの料理を作ってみよう!というのをやるのですが・・・「この野菜どこで買うん?」「この調味料どこ・・」「このチーズ少量でも高いな・・」と結構ハードルは高いです(笑)でも、ほんまもんの人が「いかにして食材の、素材のポテンシャルを引き出していて、その理由はなぜか」を徹底的に学べるので、とてもいい本です。万人には勧められないので、過去書いてきた料理本特集では選に入れられないw
ダイちゃん
たしかにのw 荻野シェフの本は過去記事でも取り上げたから、併せて読むのもおすすめじゃ
ひげのマスター
人の表情、息遣い、生々しさがぶつかってくる 写真ドキュメンタリー
Instagramで何度もアカウント停止をくらいながら、「肉体関係のない女性の裸やセクシーな表情、格好をとにかく撮影し続けて、作品に消化させた」という、好みは別れますが「間違いなくひとつの表現のきわみにある」写真作品です。本自体は通常の本サイズで、読みやすい。何より「すごいな」と思うのは、女性の表情や、カメラマンを「信頼しきったような、でもどこかで置いていってしまいそうな」ぐらいのリアルな表情なんですよね。ただ「エロ」を撮ろうとしているわけではない。逃げも隠れもせず、そこにある性や生命を撮っている・・・「これはすごいな」と記事を読んで思いすぐ買いました。
ダイちゃん
同じ女性をテーマにした作品でも人によって全然表現も作風も違うから面白いのよな。アンディ・チャオさんなんかはダイちゃんも一度話したことがあると思うけど
ひげのマスター
片山萌美さんの写真集の展示のときですね。どうしてもアンディ本人と話してみたかったから。こってりした「とんこつ」みたいなポートレイトやヌード作品は見たことがあるけど、アンディの写真は「透き通った塩ラーメン」というか・・。女性には引かれるかもしれませんが臆せず言うと、アンディにそのことを伝えたら「だからぼくの写真集は”使えない”んだよね」といたずらっぽく笑って応えてくれて、くっそーかっこいいなと嫉妬しました(笑)
ダイちゃん
まとめ 新しい世界を切り拓いて雨音も新世界のBGMに!(強引)
なかなか個性と味の強い本を3冊ご紹介しました(笑)
私は料理研究家でありフォトグラファーなので、やっぱりその影響を色濃く受けるセレクトになりましたね。そりゃそうだw
梅雨のおこもりに、あなたの新世界開拓のお手伝いになれば!
「ジャズピアニスト」の千ちゃんが弾くRAIN、たまらんのう〜!
ひげのマスター
♪今日だけが明日に続いてる