人生をともに歩む道具 FUJIFILM X-Pro2というカメラのこと
この記事を書いている人 - WRITER -
1982年、大分県生まれ。 毎日が楽しくなる料理と、料理を使ったコミュニケーションの専門家。
煮込み料理研究家=煮込みストとしても活躍。 楽しい、美味しい料理を簡単に作る方法を学べる「マンツーマン人モテ料理マスター講座」や、創作煮込み料理を思う存分楽しめる「煮込みストBAR」を主宰。 煮込み料理、塊肉料理、おつまみ全般、即興料理、創作サンドイッチなどを得意としている。 ロックバンド(THE YELLOW MONKEY、The BONEZ、Mr.Childrenなど)にインスピレーションを受けたオリジナルメニューも開発。
プロフォトグラファーとして撮影ならびにフードスタイリングも行う。 2020年ストウブ公式レシピ賞を受賞。
2020年バーミキュラ会員サイト「MY VERMICULAR」人気ランキング1位獲得。
2020年公式レシピブック「DAICHAN'S OFFICIAL BOOK」を発売。
食育健康アドバイザー資格保有。
引き続き諸々再設計中、ということで、コラム的な記事中心にお送りしてます。。
ダイちゃん
女性との付き合いも人付き合いも長持ちしなかった自分が、30代になって、友人だけは10年超えて親しくいられるようになった。
物持ちは、いいんだけれど。
カメラもいつも、早めのお別れを迎えることが多かったけれど、この相棒FUJIFILM X-Pro2は、発売日の16年3月からずっとそばにいてくれてる。
こんなに寄り添って、人生のどん底も、そこから立ち上がって再びの修行も、併走してくれたカメラはないな。
死んだ魚の目で覗いてたファインダーと、今新たな生命を得て光を見据えるファインダー。
アイピースは割れて外れて、レンズフードの接合部は交換が効かなくて自分で接着した。
ところどころ塗装は剥がれている。
ソフトウェアアップデートもギリギリ乗り越えてる。
後継機種も出てるし、日進月歩のカメラセンサーの世界で4年は世紀レベルのディレイだろう。
けれど。
こいつだけは一生手放さないと思う。
正直僕はお金儲けも貯金もへたくそなので、毎月ずっとギリギリの生活だ。
美味しそうだね!とあなたにお金を払ってでも頼みたい、の間には悠久の谷があることも知ってる。
それでも諦めないのは、こうして論理も道理も抜きでバディを組める道具があるからだ。
いや、もはや道具ではない。パートナー。
一度恋愛を諦め捨てた僕はグラスを傾ける時は1人が多い。
色んな逡巡を乗り越えた末に誰かの愛情を受け止める備えはできたけれど、それと愛されるかは別。
それでも、一縷の望みにシャッターを押す。
カメラでも、感性でも。
今は誰かを愛する準備をしてるのかもしれない。
愛し愛されて過ごしてきたこのカメラと一緒にね。

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1982年、大分県生まれ。 毎日が楽しくなる料理と、料理を使ったコミュニケーションの専門家。
煮込み料理研究家=煮込みストとしても活躍。 楽しい、美味しい料理を簡単に作る方法を学べる「マンツーマン人モテ料理マスター講座」や、創作煮込み料理を思う存分楽しめる「煮込みストBAR」を主宰。 煮込み料理、塊肉料理、おつまみ全般、即興料理、創作サンドイッチなどを得意としている。 ロックバンド(THE YELLOW MONKEY、The BONEZ、Mr.Childrenなど)にインスピレーションを受けたオリジナルメニューも開発。
プロフォトグラファーとして撮影ならびにフードスタイリングも行う。 2020年ストウブ公式レシピ賞を受賞。
2020年バーミキュラ会員サイト「MY VERMICULAR」人気ランキング1位獲得。
2020年公式レシピブック「DAICHAN'S OFFICIAL BOOK」を発売。
食育健康アドバイザー資格保有。