料理研究家・煮込みスト™︎ ダイちゃん公式ブログ

相互理解と仕事力アップ!男性が料理と片付けを学ぶとモテる理由

 
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料理研究家、料理で人生を楽しくする人。2017年、会社勤めの激務やストレスで体調を崩したことをきっかけに自炊経験0から料理を始める。食の改善で心身が回復し、料理にのめり込む。2019年より煮込み料理研究家(煮込みスト)として活動開始。2021年からは企業レシピ開発や料理の連載、地上波TV出演など活躍の幅を拡大。2022年2月、料理で人生を善くする人を増やしたい思いから、料理の楽しさを伝える活動「Cooking For Life(クッキングフォーライフ)」をスタートし、料理教室やケータリングを行う。美味い飯と酒マニア、音楽好き。料理と食への探究心は人百倍で、お客様から「メールや提案の文字から味がする」「美味いへの発想が無限」と言われるほど。2022年、初のFMラジオ出演に続き農林水産省からの熱烈なオファーで「NIPPON FOOD SHIFT」活動における「ニッポンの食NEXT座談会」に出演し日本経済新聞に掲載。大分県出身、都内在住。※「煮込みスト™」は料理研究家ダイちゃんの登録商標です。
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こんにちは、料理研究家のダイちゃんです。

連続更新136日目、ありがとうございます。

コロナによるSTAYHOMEで多くの人に考える機会があったであろう自宅での「料理」。

「始めたよ!」というあなたにも「自分は向いてない・・」というあなたにも、食費や栄養の面からではなく

1.男性、女性がお互いの目線を知った上で、男性がどうすれば「調達・片付けまで含めた、女性が総合的に満足する料理」をすることができるか(男女間課題の解決

2.その上で、調達・片付けまで含め、男性が料理をすることが仕事力アップに効果的か(仕事力への寄与

という観点で語ってみます。

女性の気持ちを理解して行動に移せて、仕事もできる男はモテること間違いなし!

みなさん、料理してますか?をざっと調べてみた

69%が「増えた」と回答!

きっと自宅にいる時間が増えたので、料理する時間も増えたのではないか・・というざっくり予想はしていましたが、増えてた、増えてた。

新型コロナウイルス感染症拡大による家庭料理の変化に関する調査 ~69%が「料理をする機会が増えた」、 「食費が1万円以上増えた」は26%も~

69%も!内訳はリンク先で確認のこと。

集計メディアは「レシピブログ」さんと「フーディーテーブル」さん。

集計対象の性別については明記されていない(媒体資料も問い合わせないとダウンロードできない)ですが、HPのトンマナやコンセプトから、ほとんどのユーザー=調査対象が20−30代以上の主婦層の女性である、ということが推測できます。

つまり、「料理する機会が格段に増えたのはおおよそ既婚女性である」と推測できますね。
※それは読み替えれば「負担増」とも読めます・・

一方、男性はどうか・・

とにかくデータが有りません(笑)

出てくるのは「配偶者への感謝の念が足らず、リベンジ(自業自得だと思うのですが・・w)された」みたいな眉唾のエピソードばかり・・

私からは「気が利かない男性と、それに対して腹を立てる女性」という対立構造を作りたいのがミエミエなので、あまりまともに受け止めてないですが(笑)

周囲で女性から聞く意見だと「片付けない」「材料買いすぎ」などの「あるある」問題も多い様子。

どうしても「料理の完成がゴール」と勘違いしてしまうから、そういった問題が起こるのだろう・・と少し残念。愛知ドビー社さんが製造・販売されているバーミキュラのSNSでも、「張り切って料理するのはいいけど片付けない旦那さん問題」が言及されていましたね・・

なので、今日は料理研究家として

1.男性、女性がお互いの目線を知った上で、男性がどうすれば「調達・片付けまで含めた、女性が総合的に満足する料理」をすることができるか(男女間課題の解決

2.その上で、調達・片付けまで含め、男性が料理をすることが仕事力アップに効果的か(仕事力への寄与

について語りたいと思ったのです(大事なことだから2回言った)。

料理が効く3つの理由・・の前にまず必要な下準備(男女間課題の解決)

いやいや、仕事に効くとかええから、旦那(彼氏)が料理キビキビやって片付けもちゃんとするための秘訣おしえてーな、となったあなた!焦らないで!w

まず原則を振り返りましょう。

悲しき、男のサガ

「男は、ほめてほしい」「女は、わかってほしい」※諸説あります

これまで料理しなかった男が、いざ料理にハマる!となったときありがちなのが

・やたら道具を買い集める

・やたら高級食材を買い集める

・家の調味料とか確認せず、汎用性の低いスパイスとか買ってくる

はい、心当たりのあるあなた?いますね?OK、大丈夫。

コレも結局、「男性(男の子)心理」?というか、

要は「つくる=自分が料理というフィールドで評価される(されねばならない)試金石!男として絶対に妥協しない物を作らなくてはならない!」という、悲しい男のサガによる悲劇の産物なんです。。(個人の見解です)

あなたに褒められたくて・・・(涙)

でも、(あくまで一般的に)台所や食材、調味料、道具をマネジメントしているケースが多い奥様(彼女)側からしたら

「いや、その道具いらんやろ」「その調味料いつ使うねん」「野菜あまるやんけ!」となるわけで、、、

男性諸君、あるもの(道具、材料、調味料)でレシピ通りに、つくれ。まずはそこからだ。

男たちよ頼む、片付けてくれ

またさらに争いの種になりがちなのが「片付け」問題。

その問題をわかりやすく分析した記事  がまぁ〜山ほど見つかりました(笑)

いわゆる「男性脳のマルチタスク問題(同時に複数のことが出来ない、的な)」が指摘されていましたが、個人的には「脳の機能どうこうより、使ったら片付けるって何でも基本やろ」と思ってしまったのですが、、でもそやろ?

※なおダイちゃんは女性がバリバリめっちゃ好きですが、自他共に認める女子脳です。
ちなみに調理中に9割方片付けは終わっているのがほとんどです。その方がラクだから。

つまり、何をいいたいかと言うと

1.男性本人も女性も、「悲しき男のサガ(褒められたい、片付けられない)」を把握した上で、男性は自助努力し、女性も頭ごなしに否定しない(気持ちはわかるのですが、男はプライドの生き物なので、ディスって伸びることはありません・・というか、LGBTの観点を抜きにしたら地球上の男性の9割は、女性に褒められたくて生きていると言っても過言ではない)

2.男よ!料理本体、道具、材料、全て考慮して「キレイにキッチンを片付けられない分量の料理」はつくるんじゃない

ということです。

そして何より、一番大切なのは

どちらが正しい、間違っている、ではなく「違い」だということを知り、相手目線で考える

ということ。

誰だって、「誰かが作ってくれる美味しいもの」は食べたいし、大好きです。

「普段料理をしない」男性が陥りがちなのはこの罠で、「美味しいものを食べさせないといけない(たべさせればゴール)」と思うわけですね。

でも美味しいレシピや、動画で「作り方」は学べても、「材料の準備」や「片付け」「アフターフォロー(たとえば普段料理してくれている相手への、大変さを身をもって理解した上での感謝の言葉)」は学べない。

だから「それらもセットで大事」だと知ることができれば、できるんです。「それらもセットで料理という仕事だし、初めて褒められるステージに上がれる」んだと、知ればいいだけ。

ここまで男性が歩み寄ってきたら、女性もどうか、頭ごなしにダメ出しせずに「よくここまできた、よくやった」と褒めてあげてください・・(笑)もうわかりますよね?正誤ではなく「性質」であり「違い」です。トリセツです。「褒めたくて褒めたくて震える♪」んです。

長くなりましたが、ここまでが

「料理を始めたいと思う男性」「男性に料理を始めてほしいと思う女性」

にとっての下準備です。

(長い・・・けど、食生活を変えずに筋トレしても身体が変わらないのと同じで、最も大事な部分なので気合い入れてお伝えしました。)

そして!料理が仕事力アップに効く3つの理由(仕事力への寄与)

おまたせしました(笑)

さらに、男性にとって重要なのは「仕事で使える」ということ。とても大事。

「褒められたい」「有用感を持ちたい」という中で、それをもっとも現実的に満たせるのは多くの男性にとって「仕事」なのです。。※あくまで1つの見解例として

料理が仕事に効く理由1 手作業による脳への刺激

お子様に対するお母さん向けの記事でしたがとても良い内容

料理をするとなると、普段使わない道具を使い、色んな食材を目で見て、鼻で感じて、切る音や炒めるを聞き、とにかく手を動かし続けます。

仕事でもアイデアを出すとなるとたくさんの方法があるように、料理による五感への刺激も、アイデアワークや新規事業を仕事にしている男性にとって発見は多いでしょう。

もちろん一心不乱に手を動かすことにより雑念が消え、リフレッシュ効果も期待できます。

料理が仕事に効く理由2 成果物が目に見える

料理のいいところは、「短時間で、五感で味わえる成果物(アウトプット)ができる」ことです。

もちろん仕事の規模は千差万別で、ターム(期間)が長い仕事、短い仕事多種多様ですが、

自分で成果物と予算、原料を決めて、レシピ通りに再現する」という、会社ならある程度の立場=決裁権がないと出来ないプロセスを遂行できます(家庭内の決裁権、パワーバランスについてはここでは割愛しますね・・)

なお、最初はレシピ通りにつくることもとても重要です。

初めてやる仕事を引き継いで、前任担当者が残した資料を全く見ないで突撃、はしないですよね?みなさん。それと同じです。

料理が仕事に効く理由3 段取り(プロジェクトマネジメント)上手になる

Quality(品質)、Cost(費用)、Duration(期間・スケジュール)。

QCDと言われる仕事の基本です。

料理には、これらの要素が詰まっています。

 

例:チャーハンをつくる

(品質)

・高品質=美味しいチャーハンとはなにか?を定義する(場合によっては顧客=奥様?ヒアリング)

・盛り付けや食器選び、味付けなど相手が好むテイストはなにか?を知り、決める

・工程(ごはんが冷凍の場合の解凍の手順と、フライパン加熱を同時進行してプロジェクト成果物=チャーハンのみならず、プロジェクト自体の品質を向上させるには?)

など

(費用)

・予算はいくらか?財源はどこか?

・既存の仕様書=レシピを読解した上での必要な材料はなにか?

・在庫(すでにキッチンや冷蔵庫にある材料)はどれくらいあるか?何が足りないか?

・提供したい(注:独りよがりではなく、クライアントと要合意)品質に対して、在庫を鑑みて、調達すべき材料を決め、何を調達するか?

など

(期間)

・レシピに記載されている製作時間は?

・前提条件(キッチンの口数、現状である道具、体調ほか)を鑑みた上での見積もり時間は?

など・・・

どう考えても仕事でも使えそうな要素しかないでしょう?

そして何より大事なのは、「あくまで頭の中でこれを考える、または相手に見せずにノートか何かに書く!」ということ。

これを褒められたいがために「僕はね、QCDになぞらえてチャーハンという成果物にコミットするんだ。」「パラパラに仕上げることをゴールにしているけれど、油の量は・・」とか「語り始めないこと」!

男よ、気持ちはわかる。わかるのだが、、、わかるよな?(笑)

そして、絶対に負け・・いや、忘れられない片付けが、そこにはある

まず最初にこのBGMを再生してください。

準備できましたか?では始めます。

何度でも言う。男性諸君は繰り返してください。

料理は片付けまでがセットである!

料理は片付けまでがセットである!!

料理は片付けまでがセットである!!!

絶対に忘れられない片付けが、そこにはある!!!!

いーんです!!!

失礼・・・、つい思いを込めすぎて取り乱しました。

細かいことをいい始めると  この記事が終わらないので、おすすめは

1.料理の間に手が空いたら片付ける

2.1度しか工程で使わない調味料は元の位置にすぐ戻す(醤油や塩は高頻度なら調理中は戻さずでよし)

3.洗い物は水洗い → スポンジ洗い → すすぎ の順でやろう。水は少なめ、スポンジ洗いは水を止めて

この3つを意識すれば大丈夫。

いきなり完璧にやろうとすると大変だから、少しずつでいいから、一緒に頑張りましょう。

まとめ 思いやりと知恵と工夫で、くらしも料理も仕事も楽しくなる

もともと「料理とメンタルのことを書こう」と温めていて、やっと書ける言葉が揃ったと思い書いてみたら、

「そもそも料理をすることでかえって起こる軋轢と誤解を解きたい」

「正誤ではなく相互理解だということを両性に伝えたい」と考えているうちに

料理負担増の背景を知る

→ 男性が始めることによる女性の負担減と副作用

→ 副作用の対策(脳や承認の仕組みを理解した上での、根本的な対策) 

→ 根本対策を打った上での、料理による男性の仕事力アップにかこつけた実施提案

という長めの主旨に・・・(笑)

今後反応を見て、いくつの記事に分けて読みやすくするかもということも考えていますが、ひとまずこの記事で

「料理は楽しいし、得られるものが多いし、段取りや片付け、思いやりまでセットで楽しむことで皆Happy」

ということが伝わっていたら幸いです。

レシピはたくさんご用意しています
簡単に美味しいものを作りたいならストウブ!おすすめです

一緒につくろう😊

とびきりのレシピで♪

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料理研究家、料理で人生を楽しくする人。2017年、会社勤めの激務やストレスで体調を崩したことをきっかけに自炊経験0から料理を始める。食の改善で心身が回復し、料理にのめり込む。2019年より煮込み料理研究家(煮込みスト)として活動開始。2021年からは企業レシピ開発や料理の連載、地上波TV出演など活躍の幅を拡大。2022年2月、料理で人生を善くする人を増やしたい思いから、料理の楽しさを伝える活動「Cooking For Life(クッキングフォーライフ)」をスタートし、料理教室やケータリングを行う。美味い飯と酒マニア、音楽好き。料理と食への探究心は人百倍で、お客様から「メールや提案の文字から味がする」「美味いへの発想が無限」と言われるほど。2022年、初のFMラジオ出演に続き農林水産省からの熱烈なオファーで「NIPPON FOOD SHIFT」活動における「ニッポンの食NEXT座談会」に出演し日本経済新聞に掲載。大分県出身、都内在住。※「煮込みスト™」は料理研究家ダイちゃんの登録商標です。
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