料理研究家・煮込みスト ダイちゃん公式ブログ

【豚肉愛】代官山ハイライフポークテーブルでフルコース堪能した話

 
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料理研究家、料理で人生を楽しくする人。2017年、会社勤めの激務やストレスで体調を崩したことをきっかけに自炊経験0から料理を始める。食の改善で心身が回復し、料理にのめり込む。2019年より煮込み料理研究家(煮込みスト)として活動開始。2021年からは企業レシピ開発や料理の連載、地上波TV出演など活躍の幅を拡大。2022年2月、料理で人生を善くする人を増やしたい思いから、料理の楽しさを伝える活動「Cooking For Life」をスタートし、料理教室やケータリングを行う。美味い飯と酒マニア、音楽好き。料理と食への探究心は人百倍で、お客様から「メールや提案の文字から味がする」「美味いへの発想が無限」と言われるほど。2022年、初のFMラジオ出演に続き農林水産省からの熱烈なオファーで「NIPPON FOOD SHIFT」活動における「ニッポンの食NEXT座談会」に出演し日本経済新聞に掲載。大分県出身、都内在住。
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こんにちは、料理研究家のダイちゃんです。

今日は代官山にあるレストラン「ハイライフポークテーブル」でフルコースディナーを堪能してきた感動をシェアしたいと思います!

今回のきっかけ&ハイライフポークテーブルって?

実はお伺いするのは今回が2回目。
前回はストウブ公式レシピ受賞で頂いたバウチャー2万円分を友人5人とシェアして、足が出た分は割り勘スタイルだったのですが、、

なんと今回は・・ ※インスタキャプチャ失礼します

ろ・・6万円!!!!のディナーコース当選!

中学の修学旅行(京都奈良宝塚)が6万3000円だったの思い出した

いや、すごい・・・当選する私のヒキ(400以上?の応募から5組に当選)も大概ですが、この太っ腹なプレゼントを5組も招待するハイライフポークテーブルさんもすごい。

そもそもハイライフポークテーブルって何?という方に簡単に説明

まずそもそもハイライフポークて何やねん、という方向けに公式から引用でご説明

カナダ生まれのHyLife Porkは、“輸入ポーク”の常識をくつがえす、こだわりの三元豚。
日本向けの生産がメインだからこそ実現した、日本人の味覚や嗜好に合う豚肉です。

日本の皆様に「おいしい」と言っていただくために
HyLifeの三元豚「HyLife Pork」は、ランドレース、大ヨークシャー、デュロックの三元交配。それぞれの品種の優れた点を受け継いだ、ジューシーでやわらかなお肉です。
飼料(えさ)は、自然豊かな大地で育てられた大麦・小麦を中心に、コーンや大豆をバランス良く配合。さらに60日間ハーブ(オレガノ・タイム・シナモン)を配合した飼料を与えることで、香りが良くうまみ・コクが増した豚肉ができ上がりました。
日本人の嗜好を徹底研究して育てた、こだわりのポークをお楽しみください。

−−ハイライフポークテーブルHPより

一言でいうと「カナダの酪農家さんがめっちゃいい小麦使って日本人向けに作っためっちゃ美味い豚」ということですね(語彙力!)

その豚肉料理を思う存分味わえるレストランが、このハイライフポークテーブルというわけであります。

最高の体験!フルコース食べてきた

今回「自分含め4名として、あと3名誰を招待するか」を結構悩みました。

最近知り合った方にするのか、会ってみたい方を誘うのか、などなど・・

でも最終的に「これだ!」と決められたのは、自分が料理を始める前の大切なアイデンティティ「写真」でずっと自分と仲良く、ときに厳しくしてくれてきた人たちの顔が浮かんだから。

私が2016年に大きな挫折をし、一部の友人などとも縁が切れたとき、そういったとき「変わらず接してくれた友人たち」に恩返しをする日にしよう、と声をかけました。

1度都心に迫った台風のためにリスケジュールになったものの、無事再チャレンジ日の10月30日に実施できました。

感謝!今回のメンバー

矢野巌さん

会社員・フォトグラファー。

写真ブログは14年以上。マグナムのMartin Parrのような日常やストリートをシニカルに切り取るスナップと、絶妙な言葉のあやを絡め合う写真家。視点と細胞がすべて写真につながっている作品は必見。
受賞、コンペティション歴も多数。
元々はPhat Photo経由で知り合い、プロレス好き・写真好き同士ということで親友に。

 

井賀孝さん

フォトグラファー・文筆家・柔術家・登山家・山伏

格闘技をバックボーンに、プロフォトグラファーとして前線で活躍し続ける。
ご自身も柔術家として黒帯、過去には修験道の修行も経験、著書も多数。
元々は柔術道場で知り合い、私が退館後も交流をさせていただいてきた。

様々な顔を持ち全て一流としての矜持を感じる、男としての生き様をブラさずに貫く、尊敬する人生の先輩。

大谷聡子さん

フォトグラファーMG、現代美術愛好家

写真家のマネージメントや写真会社のバックオフィスをバリバリにこなしつつ、常に現代美術や写真の鑑賞・研究を欠かさない。ビールとワインと美食をこよなく愛する、優しさと思いやりに満ちた、写真業界の”姉貴”

私がThe BONEZや10-FEETにハマるきっかけをくれた人。この人がいなければ今の私はない。

 

本当にこの3人と行けてよかった!という夜になりました。

それでは料理のご紹介!

ひたすら美味しい三元豚のフルコースを堪能レポート

19:00スタート 代官山駅から徒歩5分 2020年9月で開店から丸4年!
この場所でがっちり戦っているのはすごいと思う

なんと広々とした個室を貸し切り。テンションがどんどん上がる。

少し早めに到着した3名でパチリ。ふたりはこのあと合流する井賀さんとは初対面。

そして巌さんはこうしてスナップを撮りまくってくれる。自分は大体撮影しまくるものの自分の写真はない、ということが多いので、とても助かるのだ。

当日のスペシャルコースの内容。なんとデザートも含めると10種類にも及ぶ超・超豪華メニュー。

通常提供のものも一部あるが、ほとんどがこの日のための「スペシャルメニュー」とのこと。しかもお酒も飲み放題。

これで笑顔にならないわけがない。スタッフさんのホスピタリティも抜群で、始まる前からエッセンシャル。
胸がぐんぐん高鳴る。

井賀さん合流、挨拶・乾杯もそこそこに早速写真、アート、格闘技話で盛り上がる。やはり最高のメンツだ。

ビールと泡で喉を潤し、トークも止まらないが早速スターターの「ドライリブ」が到着。

 

ビールに最高に合う。脳と胃が美味いものを待ち構えるモードにどんどん切り替わっていく。

“バックリブ”とはアバラ骨の上側(背中側)の部位です。 “ベイビーバックリブ”とも呼ばれ、脂が少なく柔らかい 肉質が特徴です。 “ドライリブ”とはそのバックリブを素揚げにするカナダ 独特の食べ方です。

−−ハイライフポークテーブル メニュー表より

ドライリブの次はイタリア産プラータチーズと葡萄のカプレーゼ。甘みと酸味に陶酔する間にするすると胃に吸い込まれていく。

甘みに酔っているところに序盤の大物、自家製ハム盛り合わせが登場、全員大いに盛り上がる。

香草が仕込まれているものやサラミ風のものなど、ぐっと惹かれる。

シェフの篠崎さんも登場。目の前で切り分けられていくハムを見つめながらお酒を飲み盛り上がるその体験は、それ自体がインスタレーションだ。

食という体験の豊かさをここでも深く強く感じる。

スターターの泡に加えて、今回の予約や当日までの調整に至るまで、本当に丁寧に対応いただいた関(セキ)店長のナビゲーションで、カナダの美味しいワインがどんどん提案される。その波に気持ちよく乗っかっていく。

ハムに合わせるべく登場したのはコチラもカナダ産

カナダの「REIF ESTATE」ワイナリーのアイスワイン2017

寒い土地で自然凍結された葡萄を使うワイン。

関さん。聞き取りやすい口調にユーモアも織り交ぜながら、豚肉愛とサービス愛に満ちた方。

手を変え品を変え、これでもか!とばかりにコチラの期待を超えてくる。

嬉しそうに楽しそうに、料理やお酒や物語を伝えてくれる。

ハイライフポークへの愛、ゲストへの愛に満ちた人だ。
この方に会いたくてお店に来る方もたくさんいるのだろうな、と思わせる。

焼きたてフォカッチャ、キャビア、サワークリーム、秋ナスペースト。

唯一カナダ料理ではないフォカッチャ、キャビアが登場!

これも「このコースの豚肉を楽しみ、映えさせるための抑揚」だということ。通常キャビアはラインアップにないらしく、我々のために仕入れてくださったらしい。何という贅沢な箸休めだろうか。

幸せを噛みしめる男の顔。何度も「最高だよ」「ありがとう」と言ってくれて、こちらも誘ったかいがあるというものだ。

井賀先輩もめちゃくちゃご満悦で、嬉しい。この日もここには書かないが、人生・そして独立独歩で生きる先輩としてたくさんの金言をくださった。最高だ。

大谷さんも大満足そう(巌さん撮影)

5品目「フランス産ジロール茸とベーコンのオムレツトリュフかけ」

こんな贅沢なオムレツがあるだろうか?

関さんいわく「トリュフ、オムレツに負けない存在感がハイライフポークのベーコン。これを映えさせるための演出」

そのとおり、ベーコンの旨味がしっかり主役に。素晴らしい。でもやっぱりトリュフはアガるw

すでになかなかのボリューム。「今半分です」との私の言葉に、さしもの井賀さんも「まだ5合目か!すごいな」

井賀さんと食事をご一緒するときはもつ焼きや居酒屋が多いので、こういったディナーで語れるのは新鮮でとても嬉しかった。

間にはさまれたスープ「ポークミネストローネ」

カナダ料理でこの店の名物「プルドポーク」の出汁を使った一品。あっさりした仕上がりの中に確かなコク。飲み口はさわやかなのに妥協のない旨味がたまらない。

※プルドポークについてはこちら

メニュー全編を通して、華やかな彩りとバリエーションで一向に飽きることがない。時間があっという間に過ぎる。

胃と口の中が豚肉受け入れ体制になったところで、ついにメインのスモークローストポーク(ロース)、シーズニンググリルステーキ(肩ロース)が登場。

余計な説明のいらない「どーも!肉です!!うまいです!!!」という香りと存在感に一同大歓声。

ずっと眺めていたい塊肉だが、バシッと切り分けていただく

もはや説明不要。横綱である。

まあこのステーキ(左側)がやばかった。塩だけでこの味と迫力か!といううまさ。全員「これはやばい」となるレベル。ローストポークももちろん美味しいのだが、肉自体の旨味がガツンとくるのはやはりステーキだ。

ローストポークにはソースをあわせていただく。これがまた美味しかった。ステーキとは違った味わいに大きな効果を持っていた。

左からフレッシュトマトのサルサ、ホースラディッシュ(西洋わさび)クリーム、蜂蜜梅肉ソース、しびれ山椒ソース、柚子胡椒、チュミチュリソース(細かく刻んだガーリックとイタリアンパセリ、ビネガー)、ナプチュム(ナンプラーとパクチー)の7種類。ソースも妥協なし。

終盤に向けてワインも新たに。コチラもカナダワインの「バコ・ノワール」をおすすめのあえてのロックで。

甘みがキリッと冷えて、満腹になってきた身体にすっと入る。

そしてついにシメのご飯が登場。
私も馴染み深いストウブのラ・ココット・ゴハンで炊飯されたものが鍋ごと登場。
その中身は・・

!!!!!

驚愕の一品「北海道産雲丹とスモーク牡蠣、プルドポークの炊き込みご飯」である。

最後の最後にこのとんでもない一品。まさに旨さの暴力である(褒めてる)

ニコニコとドヤ顔のミクスチャーで取り分けてくださる関さん。

これを見れば美味いかどうかわかるであろう。もはや言葉などいるまい。

そういう顔になるよね。わかる。

そしてデザートは「イチジクとレモン、アールグレイのパフェ」

酸味、甘み、香り、そしておいしい。美しい。ノックアウトである。

シメのコーヒーにはカナダ産のメープルシロップを入れて。これがまた美味しかった。
お土産に1本購入した。料理にも使ってみるつもりだ。

最高の夜だった・・さあ帰り支度をそろそろ、、というところで関さんから驚愕のセリフが。

「お土産もございます。」

巌さん「何ということでしょう・・・」

豚的ビフォーアフターになってしまった。

袋の中にはマグカップ、てぬぐい(かまわぬ製)、レシピ、オリジナルシーズニングなど。

今からWikipediaにいって「ホスピタリティ」の定義を更新しなければならないのではないか、と思うレベルの至れり尽くせり度合いであった。

手土産が入ったしっかりしたトートバッグの表面はハイライフポークのロゴなのだが、裏面がまたいいので写真に撮ったものをアップしたい。

「TASTE&TRUST」まさに!である。

美味しい、そしてここに来れば必ず満足して帰れる、という信頼。

自分も食をサービスに事業をするものとして、身が引き締まる思いだし、刺激と学びに満ちた体験だった。

スタッフの皆様と。※撮影時のみマスクなし

関さんの満面の笑みが最高。本当に素晴らしい体験だった。沢山の友人や仲間をまた連れてきたいと思った。

翌日、早速メープルシロップ活用

これはいい!と迷わず購入したメープルシロップ

まずはコースでも堪能したようにコーヒーに試してみました。
コーヒー特集でも取り上げたOBSCURA COFFEE ROASTERSのAutumn Blend ハンドドリップに入れると、中煎りブレンドのコクと相まって最高に美味しかった。はちみつと違って水溶性も高いので味もよく回る。
お土産にいただいたマグカップで。

ホットワインにも試す。これも溶けやすいので味が安定して飲みやすい。
ライフの安価テーブルワインだが、これくらいの渋みにはっきりした甘さを合わせるのはとてもいい。色んな用途で使えそうです。

昨晩食欲が満たされすぎたので特に何も食べず昼を迎えたのですが、思いついて14センチストウブでバター10グラムで冷蔵庫のキャベツ、かぶ、ソーセージ、しいたけを炒めて、みりんの代わりの感覚で水:しょうゆ:メープルシロップを2:2:1ぐらいの感覚で蒸し煮してみました。これが大正解!

イエローページセタガヤでゲットした韮崎の野菜パンの店ド・ドウのほうれん草のバゲットをトーストして。これはぴったり。

これはひとまずの実験でしたが、メープルシロップレシピはこれから開発していきたいと思います。

まとめ 最高の豚肉と食のエンターテイメントをぜひあなたも

巌さん撮影 嬉しそうに肉を撮る私 後ろで笑顔で見守る関さんの表情もまた良い

美味しいに加えて、特別な体験に心もいっぱいになった夜でした。

今回の「シェフスペシャルディナー」はあくまでプレゼント当選者のみの内容ですが、プルドポークやハム、ステーキにワインの数々など、通常メニューでもめちゃくちゃ美味しくて豪華な内容が味わえます。

未体験の方はぜひ試してほしいと思います。

メルマガ、公式LINE読者の皆さんとご一緒する会もいつか企画したいと強く想いました。
これからの食欲の秋、最高の豚肉料理と食体験を味わいにぜひ行ってみてください。

ハイライフポークテーブル ウェブサイトはこちら

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料理研究家、料理で人生を楽しくする人。2017年、会社勤めの激務やストレスで体調を崩したことをきっかけに自炊経験0から料理を始める。食の改善で心身が回復し、料理にのめり込む。2019年より煮込み料理研究家(煮込みスト)として活動開始。2021年からは企業レシピ開発や料理の連載、地上波TV出演など活躍の幅を拡大。2022年2月、料理で人生を善くする人を増やしたい思いから、料理の楽しさを伝える活動「Cooking For Life」をスタートし、料理教室やケータリングを行う。美味い飯と酒マニア、音楽好き。料理と食への探究心は人百倍で、お客様から「メールや提案の文字から味がする」「美味いへの発想が無限」と言われるほど。2022年、初のFMラジオ出演に続き農林水産省からの熱烈なオファーで「NIPPON FOOD SHIFT」活動における「ニッポンの食NEXT座談会」に出演し日本経済新聞に掲載。大分県出身、都内在住。
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