ストウブデビューにピコ・ココットラウンド20cmをおすすめする3つの理由
こんにちは、料理研究家のダイちゃんです。
今日は、私が一番多く相談される
「ストウブデビューしたいけど、どれを買えばいいかわかりません!」という疑問にお答えしようと思います。
結構話が長くなるので(笑)、最初に結論を書いておこうと思います。
四人以上なら22cm以上がいいけれど、重いので、必ず!お店で!! 「毎日持って、使う気になるか」を試そう!重くて使わなくなった・・・は悲しいので、試して!!お願い!!
「細かい説明はいいや、うちは1〜3人だしそれを買えば間違いないのね?」って方はここまで読めば大丈夫です(笑)ここ以降は、
・どうしてピコ・ココットラウンドをオススメするのか
・とりあえずコレ買っとけば間違いない!のか
を料理研究家・煮込み料理家(30代独身)の観点で語ってみます。
※あくまで個人の感想です。
目次
(最初に)ピコ・ココットラウンドとは何かを知ろう
名前の由来を知る
まず、「ピコ・ココットラウンド」の意味を説明したほうが理解しやすいと思うので、最初に説明します。「ピコ」はストウブ裏面にある突起のことを言います。
ここは最も伝わりやすく明記されているツヴィリング・ジャパン(ストウブの日本における取り扱いサプライヤー)公式ページの写真から、大変恐縮ながら引用させていただけたらと思います。
ピコとアロマ・レイン
上述の通り、蓋の裏面の突起である「ピコ」がもたらすアロマ・レインは、ストウブ料理の美味しさにとって非常に重要な意味を持っていることがおわかりいただけると思います。
アロマ・レインの説明についても、ストウブ公式の文面が最も伝わりやすいので引用させていただきます。
アロマ・レイン
食材から出た旨味を含んだ水分を蒸気に変え、鍋内で自動的に対流しピコによって食材にまんべんなく降り注ぎます。これにより食材本来の旨味を最大限に引き出し、ふっくら仕上がります。アロマ・レインの仕組み
1.蒸発:鍋が温まるにつれ、食材から出た水分が蒸気に変化します。 2.凝縮:蒸気は鍋の中で対流して旨味を凝縮した水滴となります。 3.水滴化:水滴はピコを伝って垂直に落ち食材にまんべんなく降り注ぎます。–ストウブ公式サイトより引用
ココット
「ココット」というのはストウブの商標というわけではなく、フランス語の固有名詞とのこと(知らなかった!)。
ストウブで最もスタンダードなシリーズが「ピコ・ココット」モデルとして存在しており、この名前を使っています。
ココットとは、小さな耐熱性の陶器製焼き型のことで、スフレ皿やスフレ型とも呼ばれます。 ココットは卵料理やスフレ、プリンなどを作る時に使われます。 また、直火やオーブンに入れて使用する厚手の蓋付き両手鍋もココットと呼ばれますが、アメリカではこの鍋をキャセロールと言います。
−Wikipediaより
ラウンド
「ラウンド」というのは鍋の形のこと。
「ココット」モデルには「ラウンド」と「オーバル」の2種類があります。
「ラウンド」は円形、「オーバル」は楕円ですね。
この記事でおすすめしているのは「ココットラウンド」ですので、円形です。
ここでは当方がオーバルの写真を保持していないため、恐縮ながらストウブ公式の写真を引用させていただきました。
赤い方のストウブが「ラウンド」、青い方のストウブが「オーバル」です。
(以下の画像はストウブ公式サイトより引用)
写真を見て分かる通り、オーバルのほうがラウンドよりも間口が広く、鍋が浅いことがわかります。
間口が広い、ということは鍋底もそれだけ広くなるということ。
用途によって使い分けることになりそうですね。それをわかった上で、この記事では円形の方の「ラウンド」をおすすめしています(理由後述ですが、要は「大きさ、容量と重さのバランス」です)
※オーバルのサイズと容量をまとめてくださっている方がいたので参考に。わかりやすくて素晴らしい!
ここまでは、「ピコ・ココットラウンド」その名前を構成する言葉とそれぞれの意味を知っていただくことで、「なぜこの名前なのか」を腹落ちいただけたと思います。
ここからは、おすすめする理由を手短にシンプルにまとめてみます。
ピコ・ココットラウンドを初心者さんにおすすめする理由3つ
理由1. 容量と重さのバランスがベスト
重さは結構大事!
私がおすすめするピコ・ココットラウンドは
容量2.2リットル
重さ3.6キロ
ですが、仮に同じ量かそれ以上の容量がほしいな、、となると
オーバルだと27cmが2.6リットルの容量を持っていますが重さが
4.5キロとなってしまいます。
同じぐらいの容量で、約1kgオーバルのほうが重い、ということ。
明確な理由がなく選んでしまうと、その重さは利用シーンにズシリと効いてくる、ということです。
毎日使う、ずっと使い続ける、、となると1kgの重さは結構大きいです。
まして例えば煮物を1リットル作るとなると、それを食卓に運ぶときに負荷は・・わかりますよね(笑)
20cmは絶妙なバランス
一般的なレトルトカレーが1食約180g−200gと考えると、たとえばカレーを1.5リットル煮込んで家族3人で煮物をガッツリ食べても2食分は作れますし、600g程度のお肉とそこに野菜を付け合わせて1-1.2リットル程度の容量で蒸し物を作るなどを考えると、
ココットラウンド20cmは重さ、サイズ感がベストバランスなのです。
※もちろんそれでも「オーバルのほうが形が好き!」という「明確な理由」があればそちらを選べばいいのです。何よりも「自分の感覚」を大事にしましょう。私が書いている情報はあくまで「私が使い込んで感じた結果」ですからね^^
ココットラウンドの重さとサイズ
ちなみにもう1つ参考情報として、20cmのひとつサイズ上に当たるココットラウンド22cmだと、20cmより0.6kg重い4.2キロになり、4キロ超えになります。
私は24cmのブレイザーソテーパン(赤い方4.2kg)もつかっていますが、身長181cm、体重90kg、握力50kg、、などそこそこ力持ち?の私でも両手でしっかり扱って、少し重いです。
※もちろん重さ、大きさなどのバランスでラウンド・オーバル自由に選んでいただけたらと思いますが、今回は「最初に何を買えばいいか」の質問に対する個人的な回答ですので、あしからず。
※ブレイザーソテーパンはココットとは異なる「システラ」という蓋裏の突起を持っています。間口が広いからこそできる料理や表現もあり、この事も書きたい・・・けどまた別の機会に!
理由2. 20cmの「重さ」以外のメリット
さらに「20cm」のメリットは「サイズ感の小回りのよさ」
重さはもちろんのことですが、ココットラウンド20cmについてはわたしは毎日使っていて、洗う際も片手で扱える重量(あくまで私の場合)ですし、直径が短い分洗い場でも小回りが効きます。
参考:中指と薬指で底面をもち、人差し指で取っ手にひっかけ親指で蓋を押さえる「剛力ストウブづかみ」
万人には推奨できません汗 最低握力要50kg 落下や負傷を防ぐため、真似しないでください(じゃあ載せるなよw)
熱源のサイズとの相性
また、ご自宅の熱源がIHだったりガスだったり各々方環境は違うと思うのですが、特にIHについては下記パナソニックさんのサイトに「鍋のサイズは12cm〜26cmで!」と明記されています。
色々と調べてみましたが、IHコンロの天板サイズ(ビルトインコンロ自体がガス、IH問わず住宅規格的に60cmモデルか75cmモデルのどちらかのようです)とわず「12cm〜26cm」が主流のようですね。※天板幅の分余白は広くなるが、ヒーターのサイズ自体は変わらない
※ガスコンロについてはゴトクの平均的なサイズ(23センチ位)と加熱領域は同一ではない(ガス火による加熱領域など)、検証も難しいため、この記事では割愛します
IHコンロにも様々なモデルがありますが、例えば2口として両ヒーターの対応鍋サイズがちがったり、加熱可能温度も違ったりします。
(ちなみに私の自宅のキッチンも右は20cmまで 火力は700W、左は24センチまで火力は1400W、というモデルです。ACで動く後付ですが。)
その他にもビルトインの例を挙げてみます。
こうしたサイトを参考にさせていただくと、2−3人での生活となるとフライパンはたいてい24cm〜となるので、
コンロの使い分けを考えても毎日使うストウブ、またはまず1台だけ買うストウブ、となるとここまで書いたとおり、
重量、容量のバランスも相まって20cmのラウンド、がベストセレクト!ということになります。
※あくまで私の個人的見解ですよ!
理由3. ときめく豊富なカラーバリエーション!!!
はい(笑)ここまで長々と機能面やメリットなどの観点からストウブ ココットラウンド20cmについて語ってきましたが、やっぱり毎日、そして末永く使う(使ってほしい)道具に大切なものは、、、そうです。
見た目と愛着!!!
見た目、ジャケ買いで選ぶ
大事なことです。推しには推せる理由があり、ビジュアルもその大切な1面です。
ちなみにカラーバリエーションはラウンドだけではなくオーバルでも同様に選ぶことができるので「どれだけ言われてもだえんが、えーんだ!」という方は、お好きな色をオーバルでも!
さて、レギュラーカラーを書き出すだけでも
(スタンダードカラー)
ブラック
グラファイトグレー
チェリー
マスタード
(マジョリカカラー)
グレナディンレッド
グランブルー
バジルグリーン
と豊富にあり、ここに季節限定品や特別コラボレーションモデルの限定カラーが加わったりします。
もう、迷います。ほんっと、決められません。
ここでも、公式サイトから引用させてもらいます!すみません!一番伝わるので!!
いや〜、これは迷いますよ(笑)私もめちゃくちゃ迷いました。
どの色も出色で選べない・・という方は「マジョリカカラー」に絞るというのもありですよ。
※私は自身のラッキーカラーが緑であること、マジョリカカラーのバジルグリーンの発色に一目惚れして、一択でした
ベースのカラー加工の他に、表面を滑らかにし、光沢を持たせるコーティングを行い、深みのある艶やかな色合いに仕上げます
−ストウブ公式より引用
「特別感」を感じられることは間違いありません。
スタンダードカラーも持っている(チェリー)ので、それも大好きですが、やはりマジョリカの特別感はドキドキします。
さらにここに加えてシーズナル限定カラー(ブルーベリー他)や新作カラー(カンパーニュなど)も登場してくるので・・・
まぁ、悩む時間も楽しいのが、いい道具を買うときの喜びということにしましょう!(笑)
まとめ 最初の1台、間違いないから楽しく使ってほしい!
ストウブの箱を開けると、生産国であるフランスの国旗を模したリボンと対面する 「ああ、私はストウブオーナーになったんだ」と笑顔になる瞬間
手に取り、使い続ける喜びを
ここまで情熱を持って(暑苦しく)
「ぜひ、ストウブデビューにはピコ・ココットラウンド20cmをおすすめします!」と書いてきました。
ラウンド22cmもオーバルもそれ以上のサイズも、手に持ったり、試用したこともありますし、あくまで個人的な観点なので最後はご自身の判断となりますが、ここまで書いたとおり
1.容量と重さ
2.底面サイズがもたらすメリット
3.豊富なカラーバリエーションの喜び
の観点でピコ・ココットラウンド20cmをおすすめしてみました。
でも何より一番の思いは
「まず手にとってみて、気に入ったら買ってみて、たくさん、使い続けてほしい!!」
ダイちゃん
ということ。
私もいわゆるホーロー鍋、鉄鍋はこれまでも使ったことはありましたが
「来客時の特別なときに使う鍋」
「ビジュアル的に映えさせたいときの調理道具」
という使い方が多かったです。毎日使うこともなかったです。
でもストウブと暮らすようになってからは
「とにかくこの子(注:キモいかもですが、どうしてもこうなります)」があれば間違いない
「今日は何を作ろうか、煮込もうか、炒めようか、蒸そうか」
とキッチンに向かう時間が何倍にも楽しくなりました。
毎日使い続けたい。
間違いなく、どんな食材も、料理も美味しくしてくれる。
毎日使って、きれいにケアして、ずっと一緒に料理を作りたい。
それほどにまで思える道具に出会えたからこそ、
「高いし、自分に使いこなせるかな・・」という不安はきっとあると思うけれど(私もそうでした)
今これを読んでいるあなたにも、ストウブがある生活を体感してみてほしい
と思って、この文章を書いてみました。
またひとつ、幸せなキッチンにストウブがやどりますように。
購入に迷っている方向け オススメ型番とカラー
ストウブを購入したい!という方向けにおすすめ3色をピックアップしました。
スタンダードカラー ブラック
マジョリカカラー バジルグリーン
マジョリカカラー グレナディンレッド
特に女性に人気急上昇中!カンパーニュ
最近私の周りのストウブユーザー、特に女性に人気なのが新色「カンパーニュ」。
何気ない家庭料理のおいしさを分かち合う。そんな幸せなひとときをイメージして名付けた「カンパーニュ(田舎風)」。モダンから和食までどんな料理・スタイルとも相性の良い、風合いあるナチュラルなカラー。
Amazonストウブ公式より引用
確かに上品でどんなシーンにも馴染むナチュラルカラーは、華やかさや派手さがバリエーション豊かなストウブのカラーリングにおいて新鮮味があります。
大人気のため、この記事でオススメしているラウンド20cmは品切れ多数・・下記は16cmのリンクですが、カラーだけでも見て頂けるので是非。
ストウブ以外の様々な料理道具についても解説しています
「ストウブどうなの?」「どれ買えばいいの?」とお悩みの方がこの記事の読者さんには多いと思うのですが、
「料理道具どれがいいの?」「間違いないやつはどれ?」という方もいらっしゃると思います。
当ブログの中でも、特に道具に関して書いた記事で、多くの方に購読&道具購入のきっかけにしていただいている記事をこちらにも掲載しておきますので、ぜひお役立ていただければ嬉しいです。
バーミキュラフライパン
自宅コーヒーの道具
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あなたの楽しいストウブライフをお祈りしています♪
ダイちゃん